会社は走り続ける電車ではない。

こんにちは、波野ナツコです。


私は中学、高校と女子校に通っていました。それなりの進学校。そこのオチコボレでした(笑)特に、物理は直前に物理の先生を捕まえて教えてもらっていたにもかかわらず、赤点ギリギリ!32歳になった今も、そのときのオチコボレ同盟たちと会いますが、私の自慢は赤点を一度もとらなかったこと!ですので、どんだけギリギリで生きていたかって話です。

英語で赤点プラス1点、物理で赤点プラス2点というのがキングオブギリギリの記録でしたね~うんうん。よく卒業できたもんだ。


サインコサインタンジェントなど、いっぱい勉強しましたが、結局、物理の授業でもっとも勉強になったのは「慣性の法則」です。


慣性の法則の「慣性」とはウィキペディアによると

“慣性(かんせい、英語:inertia)とは、ある物体が外力を受けないとき、その物体の運動状態は慣性系に対して変わらないという性質を表す。惰性ともいう。”


ということですw


もっと平たく言うと、動いているものは動き続けようとするし、止まっているものは止まり続けようとするってこと。


たとえば、電車は最初とまってて、動き始めるときに、ちょっと動いただけで立ってる人はガタンと皆もともといた方向(後ろ方向)に体が動きますよね。これは電車が動いたけど、乗客は慣性の法則に則って、止まっている状態でい続けようとしているから。

逆に、電車が走っている最中に止まるときも皆が前方に動きます。これは電車に乗っている乗客も前に動き続けようとしているのに、電車が止まろうとしているから乗客だけそのままのスピードで前に行こうとして体が前に動いてしまう。


つまり、「そのままの状態でい続けようとする」というのが慣性の法則だと、物理赤点ギリギリ組みのナツコは思っております。


これは人生においても同じことが言えます。


考えて動こうとしなければ、人間変わりません。


会社という電車に乗って、会社という電車が順調に走っていてくれれば、自分も順調に目的地に向かっていると思います。ただし、会社という電車には実はレールはあってないようなものなのに乗っている人たちは「レールは誰かがしいてくれている」と信じている人が多い。なのでこのまま走り続けると思い込んでいて、この電車が止まるなんてことを想像もしていないから急に会社がつぶれた!と言うときにパニックになるのです。また、急にトンネルの中に入ってしまった!となったときに、はじめて自分がどこに向かっているのか想像して怖くなったりもするのです。


バブル時代にひたすら労働さえしていればよい時代は良かったのですが、この答えがない時代には、会社という電車は急発進することもあれば、急旋回することもあり、ただ乗っているだけの従業員でいるにはあまりに不安定な乗り物です。でも世の中はこんな乗り物を「安定」と呼びます。 実に前時代的な発想ですね。


とくに、この電車に大勢が乗っていれば乗っているほど、集団の心理が働くので「この電車は大丈夫」と思い込みます。実は真っ赤な決算書であっても、その中身を知っていたとしても、過去の遺産をどんどん食い潰していると知っていたとしても、根拠もなく「大丈夫」と思い込んでいて、この電車から降りることも、レールを自ら作り出してみなを引っ張っていこうという気概もない従業員が量産され、電車は走っているけどその重さからスピードを落とすことさえあります。そういう会社に限って、どうでもいいような仕事がたくさんあるから毎日いっぱい仕事をしているような気分になるけど、じゃあ今日やった仕事がいったいいくらの稼ぎになるのか、ってことまでは考えてない。代わりに考えていることは今年の夏のボーナスがいくらになるのかってことです。


私はこの人生の慣性の法則ほど、怖いものはないと思います。


多くの人が人生にグチをいいながら「いつか」「いつか」といいながら決してやってこない「いつか」を夢見て、自分の人生をときに悲観しながら、でも、この幻のような「安定」を信じてそれにしがみつく。


別に、今乗っている電車と人生ともにする覚悟があるなら、それでいいと思う。むしろ気持ちいいです。でも乗っているだけという乗客気分の従業員は本当に要注意です。


その電車という会社が止まってしまったときに、あなたの人生もストップしますから。最初から「この電車は止まるかもしれない」という想定のもと、常につり革につかまっておくというのも一つの手ですね。会社という乗り物は絶対安定というわけではない、ってことは安全対策を練っておくのはとても重要です。


会社という電車がウッカリ止まったとしても、大丈夫なようにしておくこと。


皆分かっているはずなのに、決して考えようとしない慣性の法則の話でした。

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